映画のタイトルのようにも聞こえますが、氷河期世代に明るい未来は決してやってきません。
なぜならば、もう我々氷河期世代は老境に差し掛かる年代だからです。
人生の後半戦から終盤戦を迎えつつある年代に政府も企業も積極的な投資をしようとは思いません。
今の子供達から若手の年齢層が負担せねばなるまい社会保障についての金額が問題視される中、国民民主党などが今まで支払えなかった年金の遡及措置で支払えるようにしようという意見も出されるくらい事は深刻になっています。
しかし、それは今後の日本を背負って立つ若者の足枷になる要素を少しでも無くしていきたいという考えが先に立っており、氷河期世代を抜本的に救うための施策ではありません。
後期高齢者、今は病院に行っても支払いは自己負担1割負担ですが、我々の世代は3割、いや。下手したら自己負担の割合がもっと増える可能性もあります。
親の世代である団塊の世代は、年金もそれなりに受給され、病院に行っても自己負担は1割。
その子供達である氷河期世代は親世代のような恩恵を受けることは率直に言って厳しいと考えております。
平成に突入以降の”失われた30年”の犠牲者である世代、それが氷河期世代です。
この30年以上にも及ぶ経済の停滞は、政治家の責任がかなり重いと見ても良いでしょう。しかしながらその責任は政治家だけに背負わせるものではありません。
その無能で仕事の出来ない政治家を選んだ選挙民のレベルの低さも相当なものであり、選挙民である我々の責任も大きいというのはここで明確にせねばなりません。
そして、政治に期待をしないがために選挙にすら行かなかった我々年代の意識や行動も率直に責められるべきものがあり、氷河期世代は選挙に言って意思表示をしなかった結果として、自らの首を締めているということも認識しなくてはいけない事実であると考えます。
昨今若手の人材確保のために初任給は上げられております。また30代までの若手から中堅層のビジネスマンの賃上げも今後は期待が見込めるでしょうが、氷河期世代には賃上げ対象にはならないでしょう。
我々は捨て石です。おそらく大半の氷河期世代は存在してはいけない命だったのだと思います。
民間企業が我々氷河期世代に手を差し伸べることは、もうないと考えます。
タクシー会社か警備会社か清掃会社はウェルカムかもしれませんが、それだけあればマシあのかもしれません。当然ですが、国からの支援もないに等しいと考えておくべきです。
他の世代から見たら、ゴミ同然の氷河期世代です。
親の世代で「終身雇用・年功序列の廃止と解雇規制緩和」がもっと進んでいれば、我々世代にもチャンスがあったのかもしれませんが、チャンスはもうやってきません。
それどころか、我々年代が「終身雇用・年功序列の廃止と解雇規制緩和」の対象となり、バッサバッサと切り捨てられて、結果的には自死に至るケースも今後は増えるでしょう。または路上で野垂れ死です。住所不定の名無しの権兵衛さんと化した死体が町中に転がる可能性が大きいと言うことです。
未来のことを考えると、我々年代で明るい話題が出てくることは永遠にないでしょうが、もし期待することがあるとするならば、それは日本が戦争に巻き込まれることくらいでしょうか。
あまり想像もしたくはないですが、日本中が火の海になって年代構わず人が死ぬようなこと=グレートリセットが起きるのでしたら我々世代にも大きなチャンスが巡ってくるかもしれません。
過去には同年代の社会活動家の方が、戦争を期待する考察を世に出したこともありました。
私は左傾的かつ過激な思想や発想は好みませんが、正直に言うと、戦争でも起きてジジイもババアもみんな死んじまえ!と思ったことは1度や2度ではありません。
決して健全ではない考えですが、そんな考えに至ってしまうほど、我々氷河期世代は追い込まれているわけです。
日本は某国とは違って過激な思想を書き記したところで、捕まることはまずありません。もちろん誰か特定の個人名を挙げて、危害を加えるようなコメントをしたのであればまた別ですが、戦争を期待する、あるいはどこかの国の属国になれば良い、みたいな話をしたところで大体は猫またぎですし、見たとしても失笑されておしまいのレベルなので、まだまだ平和でそして健全な言論活動が許されている状況なのでしょう。
少し話はそれましたが、氷河期世代に明日はない、と言うことを踏まえつつ、これから我々の年代はどうやって人生の終盤戦を控える中、ソフトランディングしてひっそりと死んでいくのか。これを考えていかねばなりません。
長くなりましたが、今後もツラツラと自身の思いを書いていければと考えております。
基本的には多くの方に読まれることもないと想定しています。なので、周囲の意見を一切気にせず好きなだけ書いていこうと思います。
でも、残念だけど、本当に残念だけど、俺たち氷河期世代に明日は、ない。
コメント